雑踏に椅子を置いてみる|第6回|失敗から振り返る「居場所」探し|姫乃たま

雑踏に椅子を置いてみる 姫乃たま 「居場所」は見つけるもの? つくるもの? だれもがもっていそうなのに探し求められつづける、現代における自分の「居場所」論。

「居場所」は見つけるもの? つくるもの? だれもがもっていそうなのに探し求められつづける、現代における自分の「居場所」論。

 

第6回
失敗から振り返る「居場所」探し
姫乃たま


 これまで当連載では「居場所」をポイントにして、自分の人生を振り返ってきました。しかし読み返してみて思うのは、他者と関わったり、コミュニティに参加したり、そうしたことがどうやってできるようになったのだろうということです。

 私たちは生まれた時にそばにいた人をはじめ、さまざまな人との関わりの中でそうしたことを自然に学んでいきます。しかし、自分がまだ人間関係について何も知らない子どもだった頃に、もし教えてもらえる機会があったなら、これは教えておいてほしかったなと思うことを自分の体験からまとめてみました。

 ここからは小さかった頃の自分に教えてあげるような気持ちで、「居場所」との関わり方を書いていこうと思います。

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■この連載が本になります(2026年2月17日発売)
2024年11月から全10回にわたって綴られた本連載が、書き下ろしを加えて書籍化されます。

姫乃たま『なぜかどこかに帰りたい』

居場所は見つけるもの? つくるもの?
誰もがもっていそうなのに探し求めてさまよってしまう、そんな「自分の居場所」をめぐる本。ぜひご一読ください!

 

姫乃たま(ひめの・たま)
1993年、東京都生まれ。10年間の地下アイドル活動を経て、2019年にメジャーデビュー。2015年、現役地下アイドルとして地下アイドルの生態をまとめた『潜行~地下アイドルの人に言えない生活』(サイゾー社)を出版。以降、ライブイベントへの出演を中心に文筆業を営んでいる。
著書に『永遠なるものたち』(晶文社)、『職業としての地下アイドル』(朝日新聞出版)、『周縁漫画界 漫画の世界で生きる14人のインタビュー集』(KADOKAWA)などがある。